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薬食同源 提供:岡 希太郎

第5話 エパデール(持田製薬)

 さて今回から、「薬(医薬品)」と「食」の関係について、やや詳しく書いてみます。まずはじめは身体によいと言われている魚の油のお話です。
青魚の油の成分が少しだけ形を変えて、高脂血症治療薬になっています。イコサペント酸エチルです。持田製薬のブランド名はエパデール。その特許が切れて、今では国内20社以上から、なんと51品目ものジェネリックが出ています。
  エパデールの1日服用量は、1回600ミリグラムの1日3回で、計1800ミリグラムです。もしこれと同じ量を魚から摂るとしたら、一体どのくらい食べたらよいのでしょうか?
  一番たくさん含まれているのはクロマグロ(本鮪)の大トロで、100グラムのなかに4グラム(=4000ミリグラム)含まれています。計算すると、たった50グラムの大トロで、エパデール1日分を賄えるということになるのです。

本鮪の大トロ50グラム ≒ エパデール1日分

 さてお値段の比較です。ブランド品の1日分の価格は278円で、ジェネリックなら最低110円。片や大トロ50グラムは普通の大きさの刺身で2〜3切れに相当しますが、お値段はお店によって大違い。有名店なら何千円も取られます。
  そこで、庶民の味の秋刀魚に変えてみると、量は100グラムに増えますが、値段はぐっと下がります。旬の季節には100円程度で、正にジェネリック並みのお値段というわけです。
それでもマグロを食べたければ、最近話題の近畿大学養殖マグロがお得です。全身大トロの養殖マグロはお値段も手頃(西新宿のあるお店では、1貫399円でした)、エパデール満載ですから、近未来の日本食として大成長するかも知れません。ワシントン条約も無関係ですから、是非ヨーロッパにも輸出して下さい。
ちなみに、EU諸国のダイエット食のお勧めは、「週2回はお魚を食べましょう!」だそうですよ。

●役に立つ参考資料:近畿大学グローバルCOEプログラム(提供者/近畿大学)
http://www.gcoe-kinkiuniv.jp/japanese/index.html

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