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リウマチはギリシャ語のrheumaを語源としており、当時脳から悪い体液が流れ出し関節にたまって痛みを引き起こすと考えられていました。よってリウマチとは関節をおかす疾患の総称でリウマチ性疾患の種類は数多くあります。
大きく分けて、
○免疫の異常…関節リウマチを含む膠原病(結合組織病)など
○細菌やウイルスの感染によるもの…リウマチ熱など
○骨、軟骨の変形…変形性関節炎など
○代謝性疾患…通風など
考えられます。
(参考文献 よくわかる最新医学新版リウマチ 吉野槇一)
今回関節リウマチ(一般にリウマチと認識されているもの)について紹介します。
リウマチとは初期には関節の滑膜(骨と骨との間にある関節液を、被っている膜)に炎症(炎症…生体が病気や怪我等の異常を治そうとする反応。)を起こし、大量の関節液が分泌されて関節がはれ上がり痛みを起こします。炎症が慢性的になると滑膜の細胞が増殖し肉芽組織が生まれます。肉芽の一部組織は軟骨やその下の骨を侵食し続けることで、関節の変形などが起こってきます。
女性ホルモンが原因で女性に罹患率が多いとも考えられ、又遺伝的な要素(白血球のタイプ)、環境因子、細菌やウイルスに感染した後の免疫系の異常、その他には外傷や、精神的ストレスなど、といろいろな原因が考えられていますが、未だ不明な点が多いのです。
関節の腫れ…左右対称の関節の腫れ。
関節を動かしたときに出る痛み。
朝の関節のこわばり…起床時のこわばりが15分以上、その症状が1週間以上続く。
風邪のような微熱、全身の節々の痛みを伴う微熱が見られることもある など
リウマチ結節
肺線維症
眼の炎症…上強膜炎、強膜炎等
リウマチ性血管炎 など
骨や関節の変化が現れる前、発症12週(3ヶ月)以内に治療を開始するとよいとも言われています。早期に治療を開始することでリウマチの症状を、寛解状態にすることが出来ます。なぜなら近年、リウマチ関節の崩壊は発症早期から始まっていると考えられてきています。
進行の進んだ関節リウマチの薬物療法は主に対症療法になります。痛みや関節の変形を防ぐことで、関節の機能を保つために行います。
抗リウマチ薬…免疫調整薬=免疫の異常を修正
(効果が出るまで数ヶ月かかる。効果のある方とない方がいる。)
…免疫抑制薬=すべての免疫を抑える
非ステロイド性抗炎症薬…抗リウマチ薬の効果が出るまでの炎症を抑える
副腎皮質ステロイド薬
生物学的製剤…炎症にかかわる分子を直接制御(TNF阻害薬)
リウマチの進行がおこったときには滑膜の切除や人工関節置換術など、外科的な処置を行う。